私は社会人2年目にTOEICを受ける際、毎月平均80時間強慢性的に残業のある多忙な部署に配属されてしまい、TOEICのために勉強する時間も意欲も気力もありませんでした。
家に帰るのはタクシーで、家に着いたらふらふらとお風呂に入り、出勤までの僅かな時間を泥のように眠る平日。
そんな私でも、英大学の時にとったTOEICの860点から100点アップして960点を取ることができました。
今回はその時にしていた英語の勉強方法について、体験談を書いて見ようと思います。
TOEICを受けようと思ったきっかけ。英語ができるとは何?
私は英語が好きで、いつか好きな英語を仕事にできたらいいな、好きな英語に少しでも触れ合える時間が増えればいいなと思っていました。
しかし、いくら英語を仕事にしたいといっても、英語がビジネスレベルでできることが証明できないと、英語を使う仕事を任せてもらえないと気づきました。
「自称英語ができる人」に仕事を任せるようなギャンブルは、人事の人はできません。
英語がビジネスレベルでできることの証明はどのようにしたら良いのか…
人事の人が安心して英語の仕事を任せようと思うのはどのような人か…
そこで思いついたのが資格を取ることです。
具体的には「TOEIC900点以上取れば『英語が得意です! 英語はビジネスレベルでできます!』と胸を張って言えるのではないか」と考えました。
試験の点数が、英語力の客観的証明になる、と思ったのです。
英語の試験には、TOEICだけでなくIELTSやTOEFLなど様々な試験があるので、どれにしようか迷いましたが、TOEICにしました。
理由は、TOEICは受験料が安い(TOEICは7,810円、IELTSやTOEFLは25,000円〜30,000円ほど)のと、TOEICは日本で最も認知度の高い英語能力試験なので、点数による英語力のレベル感がみんなに共有されているからです。
例えばIELTSで8点取った!と言っても、あまり浸透していないため、凄さがわからないですよね。
反対に、TOEICなら900点取ったらすごいって簡単に思ってもらえます。
IELTSの方が難しくても、です。お得ですよね。
ということで、認知度と受験料から、TOEIC900点以上を目標に、受験を決意しました。
仕事が忙しくてもTOEICが大学時代よりも100点上がった
受験を決意しても、仕事は忙しくなくなるわけでも、生活が変化するわけでもありません。
そのため、申込はしたものの、英語は依然として特に勉強していませんでした。
しかし、TOEICの点数は英語をきちんと勉強していた大学時代よりも100点も上がりました。
自分でもびっくりしました。
自分は楽しいことしかしていないのに…
では、なぜ勉強をしないでもTOEICの点数を上げる、つまり英語力がアップしたのでしょうか。
英語を勉強したくなければ、英語を趣味にする
ズバリ、私は英語を勉強と認識していなかったからです。
どういうことかというと「英語を勉強する時間」というものはなく、趣味を楽しんでいるうちに英語力が付随してきたのです。
英語が勉強でない以上、どんなに疲れていても、英語をむしろ「やりたい!」となります。
英語を趣味化した結果、英語に触れる時間が大幅にアップしたために英語力も上がってきたと考えられます。
では、どのようにして英語を趣味化したのかという点ですが、
私にとっては洋楽と海外ドラマ鑑賞が英語の教材となっていました。
休日や平日の電車の中、通勤の歩きの途中にスマホで音楽を聴いたりドラマを観たりして、ほぼ仕事以外の時間を英語に関する「エンタメ」に費やしていました。
この曲はなんて言っているのだろう
このセリフはどこが面白いのだろう
そのうちに、日本語訳を見るのでは満足がいかず
英語そのもので洋楽や海外ドラマを理解したい!
YouTubeで日本語字幕のないコンテンツやキャストのインタビューを観たい!
となって、それらの解読をもとに英語を「追求」するようになりました。
これは「えらい!」とかではなく、ゲームがしたい子供と一緒で、ただの欲です。
そのくらい、洋楽と海外ドラマにハマってしまったのです。
英語を勉強したくない人は、教材選びが最重要事項
こうして、休日や通勤電車の中で洋楽や海外ドラマ、たまに洋書を読むという「エンタメ」だけで英語に触れるという生活を送っていました。
TOEICのために、テスト対策の参考書や単語集は一度も買ったことはありません。
ただでさえストレスの多い仕事をしながら、僅かな自由時間をつまらない試験対策に費やすなんて、世界で1番避けたいことだからです。
ですので、英語を勉強したくない人が最も気合を入れなければならないものは「教材=コンテンツ」だと気づきました。
自分が「欲」を覚えるくらい強烈に魅力を感じたり、面白い!と思うものを見つけることができたので、忙しい中でも英語に触れ合うモチベーションを維持することができたのです。
見落とされがちですが、何を教材に選ぶかは、学習を楽しくするために1番重要なものです。
読書だって、適当な本ではなくて読みたい本じゃないと読みたくないですよね。
音楽だって、好きな曲じゃないとわざわざ聴きたいってならないですよね。
恋人だって、好きな人じゃないとわざわざ会いたいって思わないですね。
それと同じで、英語の教材も「つい会いにきちゃった」となるくらい、自分に魅力的な音楽や人、ドラマなどとの出会いが英語力アップには重要だと気づきました。
英語学習における「推し」活のススメ
「つい会いにきちゃった」レベルで魅力を感じる英語教材なんてあるんかい、と思いがちですが、探せば必ずあります。
それは、そのことを考えるとワクワクしてエネルギーが湧いてくるものを探します。
もっとわかりやすく言えば、英語を話す「推し」を作ってしまうことです。
「推し」とは、人に勧めたくなるほどお気に入りの人や好きな人のことですが、「推し」がいる人のエネルギーってすごいですよね。
いつ何時でもその人のことを考えてしまう
お金だって厭わない、なんならそのために働いているようなもの
推しのためならどこにだって行く
そのエネルギーは、「よっこらしょ」って出しているわけではありません。
誰に言われなくとも、何も努力しなくとも、内側から湧き出てくるものです。
ですので、早い話、英語を話す推しを見つけてしまえばいいのです。
英語学習における推しの見つけ方
では、具体的にどのように見つければいいのでしょうか。
大きく分けて2種類あります。
①会えない推し
②会える推し
①会えない推しとは、有名人のことです。
例えば、歌手や俳優、スポーツ選手などが挙げられます。
②会える推しとは、一般の人のことです。
友達や恋人の候補になるような人が挙げられます。
私はいつ何時でも1人でできるし、コンテンツという意味では充実しているので①の「会えない推し」の方をおススメしますが、実際に英語を話す恋人や友達を作るのも手っ取り早い方法だと言えます。
では、具体的な見つけかたについて説明します。
会えない推しの見つける方法 3ステップ
会えない推しを探すには、以下の3ステップに従いましょう。
順番に解説していきます!
ステップ1 自分の好きなジャンルから推しになりそうな人に目星をつける
海外に接点がない人でも、自分の好きなことや趣味があるかと思います。
スポーツ、手芸、映画鑑賞、音楽鑑賞、バレエ、ミュージカル、漫画、アニメ鑑賞…
自分の好きなジャンルや詳しい事柄について、その界隈の英語を話す有名人や海外の有名人をグーグルで探してみましょう…!
自分の好きなジャンルだと、よりハマりやすいですし、すでに少しの基礎知識があるので英語学習もスムーズにいきやすいからです。
音楽が好きなら、ビルボードチャートで洋楽で今人気のあるアーティストのランキングを調べて片っ端から聴いてみるといいでしょう。
バスケが好きなら、バスケの選手で活躍中の選手の中からお気に入りを見つけても構いません。
「この人いいかも」と思う人を辛抱強く探してみましょう!
ステップ2 その人の名前を英語でYouTubeで検索し、動画を観る
気になる人が見つかったら、YouTubeにその人の名前を入れて動画を見てみましょう。
名前だけであまりいい動画が見つからなければ「〇〇(名前) interview」と入れて、インタビュー動画をみてみるといいです。
実際に動画でみると声や表情やさまざまな情報が得られるので、ネット検索よりも推しが見つかる可能性が高まります。
動画を観ているうちに、好きになっていったら、その人が推しになります!
ステップ3 YouTubeにいなければ、動画サイトでドラマを観てみる
もしYouTubeで何もヒットしなかったり、趣味の界隈で英語を話す推しが見つからなければ、とりあえず海外ドラマ『フレンズ』を観ることをおすすめします。
私も含む多くの英語学習者が、英語の学習効果と面白さの両方を実感していますので、観るとあれよあれよという間にはまってしまうことでしょう。
BTSのRMもフレンズの大ファンで、フレンズで英語を勉強したと言っていましたよね。
フレンズを観るなら無料お試し期間のあるU-NEXTがおすすめです→
フレンズの英語学習効果とおすすめの理由については、こちらの記事でも解説していますので、よろしければご覧ください!
会える推しの見つけ方 3つの方法
会える推しの見つけ方として以下の方法があります。
順番に解説していきます!
身近な人と友達になる
一つ目の方法として、身近な人々の中から友達を作る方法です。
例えば以下のような出会いが考えられます。
留学生との交流サークル
よく通っているバー
職場の同僚
英会話教室の仲間や先生
こちらは少しハードルが高いので、誰でも可能な方法ではないかと思います。
また、相手が英語を話してくれたり、こちらの英語の練習を辛抱強く手伝ってくれる人でないとならないなどの条件もあり、少し難しいですが、もし身近にグローバルな環境がある人は、身の回りで探してみるのもアリです。
アプリで友達を作る
二つ目の方法は、語学学習のパートナーを見つけるためのアプリで出会うことです。
現在、語学学習をお互いに助け合うためのアプリがあります。
そこでメッセージなどを通して、世界中の人と仲良くなることができます。
おすすめはHello Talkというアプリです。
中には出会い目的の人もいて注意が必要ですが、語学を向上したい意欲の高い人が多い印象です。
実世界では出会うことのない国やバックグラウンドの人と繋がることができるのも楽しいポイントです。
英会話教室に通う
三つ目の方法は、英会話教室に通うことです。
英会話教室では、様々な先生とマンツーマンでレッスンを受けることができ、その中で親しくなる先生も出てきます。
先生と友達になれると、英会話も英語学習への意欲も爆あがりするのでおすすめです。
私も通った英会話教室でプライベートでも遊びに行くほど仲良くなった先生がいました。
ただデメリットとして、時間とお金がかかることが挙げられます。
しかし、最近ではオンライン英会話で定額で話し放題というコスパが最強の英会話教室がありますので、それなら気軽に始められていいのではないかな、と思います。
推しが見つかったらやるべきこと
会える推しや会えない推しが見つかると、
とにかく推しを知りたい!
推しと仲良くなりたい!
もっと上手くコミュニケーションを取りたい!
なんなら会いたい!
そうなれば、あとは気づいたら英語と触れ合う環境が出来上がっています。
基本的にはその心のままに、動画を観たり、その人に関する本を読んだり、音楽を聴いたり、SNSをフォローしたり、英語でメッセージをしたりします。
それだけで、日常生活に既に英語が入り込む状況が生まれることとなり、それが長い目で見て英語力の向上につながります!
「英語で」何かをしているうちに、
「この発言はどういう意味なのだろう?」
「これは英語でどう言ったらいいのだろう?」
「ファンレター書いちゃう?」
と疑問が出てきますので、その都度調べたりしているうちに、気がつくと勉強している状態が生まれます。
そうなれば、もう英語は辛い勉強ではなく趣味の一環となっていきます。
英語を勉強ではなく“趣味化“する
「英語を勉強したくない・する時間が惜しい」という人は、英語を勉強ではなく趣味にしてしまうことをお勧めします。
私は実際にそれだけでほぼ毎日英語に少しずつ触れることになり、結果的に人生で最も英語を勉強していることになっていました。
その状態を作り出すためには、英語で自分が没頭できる推しを見つけることが重要で、そのことに1番の労力をかけるといいです。
むしろ、そこがしっかりできれば、労力と思うことはその先ほとんどありません。
英語を義務ではなく、ウキウキワクワクするものと捉えて、知らない間に英語力をアップさせてしまいましょう!



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